映画『だって しょうがないじゃない』

「シェル・コレクター」の坪田義史監督が、発達障害を抱える叔父との3年間にわたる交流を記録したドキュメンタリー映画。

精神に不調をきたし精神科を受診した坪田監督は、自身が発達障害のグループの1つである「ADHD(注意欠如多動性障害)」に適合するとの診断を受ける。親族に相談したところ、広汎性発達障害を持ちながら1人暮らしをする叔父・まことさんの存在を知らされ、カメラを持って会いに行く。母子家庭で育ったまことさんは、8年前に母を亡くしてからは、成年後見人となった叔母の支援のもと、障害基礎年金を受給しながら暮らしていた。坪田監督はまことさんと過ごす中で、まことさん特有の所作や思考に惹かれていくと同時に、「親を亡くした後の障害者の自立の困難さ」
「知的障害者の自己決定・意思決定の尊重」などの難しい問題に直面する。

釜山国際映画祭 WIDE ANGLE部門ワールドプレミア上映。

【監督】坪田義史

https://www.datte-movie.com/

2019/11/2~ポレポレ東中野にて公開